今日は射手座の新月です。
1年毎にひとつ星座を移動していく木星が、12年振りに木星のホームである射手座に還って来た、そんなタイミングでの射手座の新月です。
そして、逆行していた水星も順行に戻りました。
水星の逆行で、一度抜け出たと思った闇に、また引き戻されてあれこれ落ち込んだり、モヤモヤした人もいるかもしれません。
振り返ることで、過去にあった思いや出来事をもう一度思い出し、「あれがあったから今の気持ちへ辿り着けたな〜」とか「つらかったけど乗り越えて、強くなれたな〜」とか、そんな棚卸しを促すような水星の逆行でした。
木星、月だけでなく太陽も射手座に集まっている今、宙(そら)から射手座のエネルギーが降り注いでいます。
射手座は理想、哲学、精神性の星。
自分にとって大切なことに針をあわせ、そこに磨きをかけてゆくこと、美意識を磨き、大切なことへの新しい扉が開くまで、信念を貫いてゆくことがこの時期の鍵になります。
射手座のシンボルを思い出してみてください。
上半身は人間、下半身は馬ですね。半神・半人です。
人間としての肉体的活動と、高い精神性を持った精神活動の、どちらも否定しないで、どちらの願望も一致させてゆくことを意味しています。
こうして言葉に書くと難しく感じるかも知れませんが、いつもボディーワークを通して、お伝えしていることでもあります。
カラダの声を聴きながら(感じながら)動いてゆくこと、ジャッジを交えずに素直に自分とコミュニケートしてゆくこと、そして、他者をはっきり区別しながらも、外の世界(重力)と調和してゆくこと。
これは、肉体的活動(目に見える現実の世界)と精神的活動(目に見えない世界)が統合していてこそ、リラックして心地良く、自分の才能を発揮し動いていける(生きていける)ことを練習しています。
今日、生徒さんが「日常でも自己と他者をしっかり使ってゆくことで、運が良くなってきた」と話してくださいました。
自分の感覚・意識としっかりつながって、他者との区別をしながらも外側の世界と調和できたときに、自分の望みや才能を社会で役立てることができ、喜びへとつながります。この循環で自分を役立てることが出来た時には、犠牲の気持ちが生まれません。
矢を放つ射手座・・わたしの占星学の先生は、矢を放つというよりも、自らが矢となって遠くの理想へと放たれていく、そんなエネルギッシュなシーズンなのだと話されていました。
わたしには、もうひとつ手放しが促される出来事が起きて、手放す寂しさと不安、それが自分の理想と葛藤していました。
占星学の先生の言葉を思い出したとき、大きなエネルギーに動かされているのなら、射手座らしく、理想・信念を信じて、自我でコントロールせずにその流れに乗ってみよう、そんなふうに思いました。
今は、自然と平穏な気持ちでいることができています。
今日のニュースで、ここ最近の寒暖差についてゆけない話題が取り上げられていました。すでに宇宙は大きな転換期に入っているのですが、人間はそんなに急に転換できるほど小回りが効きません。恒常性という機能を備えた人間はゆっくりでしか反応してゆけないのです。
宇宙の大きな動きからの今年の異常気象に、カラダが対応してゆけないのを考えてみると分かりやすいと思います。カラダは置いて行かれてしまうので、気象病なんて名前が生まれるくらい体調が崩れてしまうんですね。
人間は2020年ころに変化に順応でき、自分でも変化を実感できると言われています。来年はその準備の1年になります。
そんなおり、世の中の雑誌はこんなテーマを取り上げていると、SNSから情報が入ってきました。
土星は試練の星、その厳しさから土星先生とも呼ばれます。土星に研磨されることでダイヤモンドのように輝いていきます。そして、その努力が木星で実がなり身につけた才能を使って自分を社会で役立てることができます。そういう意味で木星は、幸運の星を耕運の星とも言い換えられています。
トリプルコラボセッションでは、宇宙から自分にどんなメッセージが届けられているのか、こんな視点からも、お伝えしています☆