暮らし食のこと

晩秋から冬へ・・・「小雪」腎の養生を!

二十四節気では「小雪」になりました。
富士山もすっかり白い顔になり、冬本番へ進む気配と、どきどき小春日和でおだやかな暖かい日もあり、コートを脱いだり着たりと調整が忙しい季節ですね。

レッスンでも腎の養生を意識した動きが中心になりました。

この時期から腎、膀胱と関係が深い季節になっていきます。愛読書では、むくみも出やすい頃とあります。そう感じる人は、カラダを冷やさない利尿作用のあるお茶や、お魚をよく食べるように心がけるといいようです。

小春日和で暖かな日は、日光浴がオススメです。腎と骨はとても深い関係にあるので、お日さまを浴びながら30分ほどのウオーキングを!

摂るべき食はクルミです。テレビで特集されて一時はスーパーからクルミが消えましたが、今では、すっかり元通りなので、いつでも手に入りますよ☆

クルミは栄養価が高く、体力増強、貧血にも良い食材です。
呼吸器を強化し腎に効果が高く滋養があるので、この時期は特に意識して摂りたい食材です。熱性が強いので冷え性の人にもいいですよ。
とは言え食べ過ぎずに適量を。

葉もの野菜が美味しい今は、露地栽培のなるべく無農薬のほうれん草を購入して、クルミ和えにするのがわたしのお気に入りです。

茹でたほうれん草に、きび糖や粗糖(洗双糖)など精製されていないお砂糖を少し、お醤油も少し、塩少々、軽く炒ったクルミを粗く刻んで和えるだけです。分量は味見をしながらいつでも適当ですが、ひと手間かけて炒ったクルミの香ばしさと程よい甘さが相まって、胡麻和えとは違った美味しさです♡

リンゴも沢山出回ってきましたね。リンゴは胃腸、呼吸器を強化してくれます。フルーツの中では一番のオススメ!!何はなくてもリンゴです☆

そして、甘くなって来た白菜も胃腸を調えてくれます。氣を鎮め鬱の改善にもいいそうです。秋や冬は気持ちが落ち込むという方は、お鍋などでホッコリしながら美味しくいただいて、心にも栄養・滋養を届けてくださいね。

旬の白菜は生でも美味しいんです。柑橘系の果物と相性がいいので、キウイや大玉の柑橘類が出回るとサラダにして食べます。自家製の梅酢に塩とオリーブオイルでさっぱりといただきます♡

今年も残りあと1ヶ月余り。旬のものを美味しくいただき、風邪の予防に役立てて元気にお過ごしください☆

参照図書「二十四節気に合わせ心と体を美しく整える」村上百代著