気づき生き方

哲学するように生きる!

今日は満月。昨夜の月も綺麗に輝いていました。
水瓶座シーズンに現れる満月は獅子座の満月です。


水瓶座の哲学は、自分の個性も他者の個性も受け入れ認め合い、社会に貢献するために、理念を持って、世の中がより良く変わる行動を起こすこと。古き良き伝統を踏襲しつつ、新しい世界へと踏み出していくこと。

獅子座の哲学は、自分の人生の真の主役で生きること。これがわたしの生きる道だという原動力で希望を持って生きること、そして、真の望みで自分の命を他者や社会の為に役立てることへと、自分の器や包容力を成長させていくこと。

昨日、そんな星の哲学とピッタリな方、ショコラティエのピエール・マルコリーニさんの記事を読みました。

マルコリーニさんは人生の使命について『感動を創造すること。情熱があり、素晴らしい人たちと仕事をすること』と話されています。

自分を表現し自分の願いを体現して、社会や業界に革命を起こす人に共通しているのは、自分の命の使い方を考え、哲学するように、生きている姿。
マルコリーニさんの語録からも、そんな素敵な生き方が見えてきます。

ピエール・マルコリーニのチョコは高い。その価値について「ビーン・トゥ・バー」と言われる、カカオからチョコまでを一貫して製造する伝統的製法で作られていることが、広く知られているところ。
「マルコリーニの味」はオリジナルのクーベルチュールから作られている。

クーベルチュールの大手メーカーからの自立を保ち、原点に立ち返って、チョコ本来の味、、、カカオの豆の違い、産地や希少なものに拘って、生産から関わる。

その一貫した、自分のチョコを作ることへの情熱が、オンリーワンの美味しさと価値を生んでいて、そこに、その金額を支払うに値する価値があると、わたしも思っています。


ところが、マルコリーニさんの素晴らしさは、それだけではありませんでした。


【美味しいチョコを作るだけではだめ。で、社会のために何をしたの?】


目下の関心を、そこに持っているマルコリーニさん。

カカオ豆の生産者や労働者に適正な金額を支払い、児童労働がないか、有機栽培か、人体に有害な農薬を使っていないかに注意を払い、量から質への転回をして、不当な生活を強いられる人たちの、労働の価値を高める、という哲学のもと、

世界の大半の人が、水もコーヒーも好きな時に飲めない、好きな時にシャワーが浴びられない、そんな生活をしていることに、意識を向けていました。

マルコリーニさんは、『彼ら(情熱のある素晴らしい生産者たち)がいなければ、僕のチョコはできない』と言っています。

そして、ベルギーのチョコが世界最高だと思っていたマルコリーニさんに、影響を与えた海外のチョコがあるそうです。
それは、シンガポールのホテルで、若い中国人の女性菓子職人が作ったチョコレートケーキだったそう。

『とても綺麗に飾り付けられ、控えめな甘さがとても美味しかった。才能があり、情熱があるのは、国や国籍ではなく、人だと思い知った。人生のとても美しい学びだった』と、

「自分の個性や価値」を自問し「マルコリーニの味」に挑戦していくための、パズルのピースを、ひとつひとつ拾い集め、自分のものとしてきたマルコリーニさん。


わたしも、自分の個性や価値を自問しながら生きてきて、たくさんの人との学び(そこには衝突や反発心、痛みもたくさんあった)を通して、パズルをはめてきたんだということに、ようやく気づいてきました。

そして、組織に縛られることなく、自分の良いと思うものを自由に学び、表現するために、自立を保ち、小さな挑戦を続けてきたことも、今、誇りに思えるようになりました。

マルコリーニさんが、美味しいチョコを作るだけでなく、社会のために何をしたのかを問いながら、進化し続けるように、

わたしも、個の幸せから全体の幸せへとつなげられるように、自分の役割を果たしていきたい。

自分とより良くつながるコミュニケーションから、人や社会とのより良いコミュニケーションへと、つなげていきたい。

そして、カラダの健康と、マインドの変容、そしてスピリチュアルな目覚めが統合されたとき、人は、真の幸せを感じることが出来ることを、伝え、その導き手となりたいと思っています。


これは、自分とつながることが難しくて、他者とコミュニケートすることに、たくさんの経験と時間が要ったわたしだから、出来ることであり、

コミュニケーションから広い観点を育て、潜在意識と顕在意識の架け橋をすることを司る、水星が、社会をより良くしていく水瓶座にある、わたしの生きる道のひとつだと、思っています。

横浜へ出かけたときは、時間があれば、横浜駅構内のピエール・マルコリーニで、クールフランボワーズを買うか、ショコラのドリンクを飲むのを楽しみにしています。

今度、ピエール・マルコリーニでチョコを買うときは、美味しさだけではなく、こんな背景があることにも敬意をはらって、喜びを持って、代金を支払いたいと思います。


もうすぐバレンタインですね。クリスマスから次々とイベントが続き、余剰となった食品が大量に破棄されてしまうのを思うと、悲しいし、日本の食品廃棄の量が世界一というのもショックなこと。

たった一人では企業も社会もなかなか変えられないけれど、消費者が買い方を通して、ノーを言っていくことはきっと出来るはず。こんなことを、考え、書きたくなるのも、水瓶座らしい、いいタイミングだな。

8年くらい前になりますが、姪っ子が、某有名スイーツのお店でバイトをしていて、クリスマスの夜に、大量のケーキを泣きながら捨てた経験をしています。

その姪っ子が、教えてくれたチョコがピエール・マルコリーニ。

太陽獅子座の姪っ子。今、獅子座らしい情熱は静かだけれど、淡々と地に足を付けて生活をしています。自立して生きることを、コツコツやり、自分のホームをいつも整え、やりくりにも取り組んでいます。


そして、やりくりしながらも、本物を手に取ること、本物を味わうことができていることが、見ていて、とても嬉しいし、素敵に生きているなと、感心しています。


ちょうど、昨日も、親友と夜行バスで日帰りの金沢旅行を楽しんでいる姪っ子から、山中漆のお椀と木皿を買ったと、ラインが入りました。
木の味わいに惚れて、と書いてあって、丁寧に作られた作家さんの食器を、自分のために買ったことが、とても嬉しかったです!



自分がどう生きたいのか、自分の望みや価値が、全然わからない。。。
そんな人に、よく、オススメすることの一つに、お金の使い方があります。


安いから買う、をやめてみる!
欲しいものが安かったとか、うまくやりくりしようというのを超えて、ただ、安いから買うという行為。

これ、ずっとやっていると、本当の望みや、そこにある価値が、見えなくなってしまいます。

ついでに、詰め放題とか食べ放題もやめてみて、例えば、素敵なレストランで、自分のために尽くされることを受け取ってみる。

本物の価値のあるものにお金を出して、自分のお金を価値のあるものへ循環させていく、見える形だけでなく、付加価値へも、お金を循環させていくという使い方を、練習してみるといいと思います。




ピエール・マルコリーニのチョコを食べたら、その美味しさに幸せを感じながら、チョコの向こう側にいる、生産者の豊かな暮らしへもつながっていること、そして、自分の本当の幸せのことも、ふっと思い出してみてください♡