4月1日から、朝日新聞で連載が始まった、福岡伸一さんの、新ドリトル先生物語。
3月の朝日新聞で、福岡先生がドリトル先生物語を「ドリトル先生は、生きとし生けるすべての生物に対して公平(フェア)な人。それでいて世界の広がりや豊かさを教えてくれる大人として描かれている。学びの扉がそこから開かれるという、すてきな構図になっている」という言葉で紹介しているのを読みました。
そして、福岡先生オリジナルの連載が始まると知って、読んでみたいと思いました。
ドリトル先生と一緒に知識の旅へ。
踏み出せば、新しい世界が待っています。
物語の始まりです。
すてきな言葉で、物語はスタートしました。
登場人物でもあり、ストーリーテラーのスタビンスくんは、子どもの頃に出会ってから、導いてくれたドリトル先生をメンターだと、紹介しています。
福岡先生が書かれるドリトル先生は、わたしにとっても、メンターになってくれるような気がしたので、心に響いた言葉を残しておこうと思いました。
まずは、今日のお話から、、、
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ドリトル先生は、スタビンスくんを子ども扱いせず
どんなに親しくなっても、スタビンスくんと呼びました。
知識も学歴も経験もなかったスタビンスくんを
共に自然を愛するナチュラリストとして
対等に接してくれる、ドリトル先生の態度は
スタビンスくんを、とても誇らしい気持ちにさせます。
家庭でも社会でも、タテ社会の人間の世界は
どうしても、上の存在の顔色を見て行動することを
身につけさせられ、息苦しい世界でもあるけれど
ドリトル先生のような存在に出会うことができて
スタビンスくんの世界は、気持ち良くなっていきました。
スタビンスくんは、ドリトル先生のことを
親でも、教師でも、上司でもなく
いわば斜めの関係と表現しています。
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わたしには、現実の世界でも、スタビンスくんにとってのドリトル先生のように、斜めの関係のように接してくれる師の存在があります。
先に知っていることを教えてくれますが
一緒に探求している感覚を持たせてくれる師です。
そういう存在に出会えたことが、
わたしの人生を、冒険へと誘ってくれました。
そのおかげで、今があります。
続きは、また。
わたしは紙媒体が好きなので新聞で読んでいますが
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