感性知覚芸術/舞台/表現

経験や体験が感性を育てる

先週末は映画や舞台を観て、とても豊かな時間を過ごしました。

映画は、森 、久石譲 、辻井伸行、の文字の並びが目に入った瞬間に映画館へ!と思った「羊と鋼の森」を観てきました。

誰にでも世界とつながれるものがあり、その才能はその人の中にある・・・それは経験だったり、環境が与えてくれた体感だったり、そこから育まれたそれぞれの感性が才能となり、その才能はオリジナリティに溢れたものである

そんなメッセージを感じながら、山や森が好きなわたしは、主人公が触れる木の感触や主人公が嗅ぐ森の匂いに、自分の体験から得た感性を共鳴させて、音の振動を想像しながら観ました。

きっと、ピアノを弾く方なら、腱板の感触や音の振動、弾きながらわきあがる情動など、経験からの知覚と共鳴しながら、わたしとはまた違った感動と共に観ることでしょう。

わたしに、わたしならではの感性があるように、そういうオリジナリティのある感性は、誰でもが持っているものです。

楽器の演奏だったり、歌だったり、スポーツだったり、書道や絵画だったり、旅だったり・・・もうそれは、経験や体験の数だけ、その人ならではの感性になっていて、

同じものを見て同じように感動しているようでも、実は、その人それぞれの豊かな質感を伴っているのではないでしょうか。

そして、コンサートや舞台鑑賞は、そんな違いがありながらも、空間を共有する人たちと共感できる感動も、感じることができます。

その共有できる一体感が、また深い感動をよび、体感を通して記憶に刻まれていくように思います。

以前、一緒に宝塚をよく観劇した友人と、昔とても好きだった作品のリバイバルを観劇して、客席でカラダが踊るような楽しい空間を友人と共有したのも、とても豊かで楽しい時間でした。

豊かな感性は人生も豊かにしてくれます。
感性に通じる感じる力を、カラダの中に育てるサポートを仕事にできている幸せにも、気づいた週末でした♪