歩行進化

進化と歩行!長く歩けたから生き延びられた人間

今日は書きたいことが、いろんな方向へ散らばるように、頭に浮かぶので、うまくまとめられないかも・・・「そんな日も、まぁいいかな!」という気持ちで書いていこうと思います。

昨年からずっと受けている扇谷孝太郎さんの解剖学。先週からは「歩行」をテーマに新たな講座が始まっています。昨日は、その2回目でした。

この地球上の長い長い歴史の中で、強者が絶滅していく中、一番弱者であったヒトが、どうして生き延びることが出来たのかそれは二足歩行によって『長距離移動』が出来たから。

これを聞いただけで歩くことへの意識が変わりました!

NHKの人類誕生でも、この能力があったから、地球の地殻変動に対応することができて、生き延びてこられたと紹介されていました。

氷期のアフリカで、ホモサピエンスが激減した時も、食べ物を探して大陸の南端まで歩き続けた結果、海にたどり着き、そこでムール貝を食べ生き延びたことがわかっています。

孝太郎さん曰く、『人間は無駄な動きさえしなければ(本来備わっている動きで動けば)誰でもが小走りでフルマラソンを完走出来る』

この長時間の移動こそが、弱い人間が強い動物を射止め、飢えをしのぐことが出来た最大の武器なのだそう。

人間は海から生まれたと聞きます。

今日の講座でこの辺りのことが、解剖学の視点で紹介され、魚だった頃の贈り物がDNAに組み込まれているのでは、と思いました。

陸に上がった魚は、ヒレの中に骨を作り、胸ビレから肩甲骨、腹ビレから骨盤を発生させ原始両生類に進化し、さらに長ーい進化を経て猿人となって、立ち上がって歩き始めたという説。

この説が真実ならば、その過程はチャレンジの連続だったことでしょう。

海から河へと入り、塩分濃度を克服し、藻や草をかき分けて泳ぎ陸へ上がって、肺呼吸になり重力という壁を乗り越えた・・・そんなドラマティックな進化論には胎児の成長と通じるものがあります。

羊水の塩分濃度は海水とほぼ同じ。子宮はまさに海。その子宮の中でまるで魚のような姿から、進化に似た過程と同じような形をたどって、人間の姿へと成長していきます。

そして胎内の海から飛び出し、大きな産声から肺呼吸が始まります。未熟なまま生まれた人間は、そこから1年ほどかけて、ゴロゴロやハイハイや、いろんな学習をしながら、立って歩く準備をしていきます。

人間の成長は、好奇心とチャレンジとともにあります。
赤ちゃんも成長発達するとき、好奇心を原動力にチャレンジを繰り返し様々な動きを身につけていきます。

沢山の精子からたった一つの種が残り、生まれたわたしたちは誰しもがここに存在し生きていること自体、奇跡です。

そして、肉体には必ず終わりがきます。

終わりがあるからこそ、今日生きていることが奇跡だからこそ、やりたいと思うことをやろう、そんなふうに思えた講座でした。

見てみたい景色、味わってみたい感動、な〜んでもいい。歩くという移動手段を使って、好奇心を満たしにいこう!

それはきっと、生きるチカラになる!!