セルフケア

手の使い方で足の土台が安定する

昨年の11月に側溝に落ちました!その時にとっさに左手でグッと支えたようで、今でも二の腕に痛みがあります。
バンザイのポーズをすると、まだ痛くて上手く伸ばせません。
それでも感覚とイメージを使っていると、痛みが消え、写真のように今のカラダなりに気持ちよく伸ばすことができます。
手のひらや指が、床へ柔らかく伸びています

沢山の生徒さんを見てきて、手のひらや指を、力まずに伸ばしたり、開いたり出来る人が少ないなーと感じます。

日常で手を使う時は、つかむ・握るなど、内側へ丸めて使うことが多く、特に現代人はPCのマウスやスマホを握っている時間も多いですね。

ついつい指先に力を込めたり、腕や肩、首の方まで力んでしまったり、以外とぞんざいに扱いやすい手。

意識を少し変えるだけで、手は柔らかく使えます。

手のひらが縮んで開きにくいと、足も開きにくくなり足指が使えなかったり、足裏のアーチの機能も失いがちに。

手のねじれや使いにくさは、ダイレクトに足に反応します。手の使い方の意識が変わると、足も変わってきます。

今、クラスでは、感覚からの誘導に加えて、ちょうど学んでいる解剖学のエッセンスを加えて、少しマニアックなレッスンをしていて、写真でもこの意識を使ってリハビリしています。

自宅でセルフメンテナンスができるように、ブログに記録しておきますね。

レッスンで意識して使っている手根の骨はこんな感じですよ!4個ずつ2列に並ぶ8個の骨で出来ています。


コレは左手の絵です
手首のすぐ上のエリアが手根
(左側が親指側、右側が小指側)

①手の親指を回す時に触った骨は舟状骨です。この辺りが付け根のようなイメージで回します。アフターでは足の親指の押す力や、軽く歩いて足裏内側のアーチの変化を感じてみてください。

②舟状骨をつけます(床でも、手合わせでもOK)。生命線の小指側、触ってちょっと尖っていた骨は有鉤骨(ゆうこうこつ)、この辺りもつけます。

③月状骨は手首の中へ入ってくるイメージをします。ちょうど生命線の下りてくる辺り。こうして見ると、ちょうど前腕の2本の骨の間にありますね。指が密着してきたら関節が開いていくようにイメージしてみましょう。皮膚は解け合い、骨は背中とつながっていく意識をします(難しいと思っても大丈夫!想像でOK)

④端にあるお豆のようなコロンとした骨→豆状骨とともに小指が外へ(横へ)広がるイメージをします。らく〜に呼吸しながら、ふんわ〜り広がっていくイメージを♡

②〜④の後に、足裏の外アーチが変わったのを感じてみてください。

この一連のエクササイズはお風呂の中でも、簡単にできます。
②〜④は手を合掌して行うと手軽ですが、押し合わず、解け合うイメージで!

足部がツル人や、ねん挫をしやすい人にもオススメです。
膝が痛くてしばらくウォーキングをお休みしていた生徒さん、手を意識したレッスンで足の指が動かせるようになり、足裏の感覚が変わってきたら『いろいろ感じながら歩いていたら、いつものコースより長い距離を、あっという間に歩けました♡』という、嬉しい感想も!

手の意識、ちょっとしたことでも、全身への影響はとても大きい部位です♫