二十四節気食のこと

「馬肥ゆる秋」寒露、晩秋に入ります。

日が暮れるのが早くなり、夜が長くなってきましたね。
秋も深まり、紅葉もだんだんと色づいていき、秋らしくなります。

今週末、8日頃は二十四節気では寒露です。

字を見るだけでも、朝晩が冷える感じがします。
秋も晩秋へと向かっていき、途中からは冬との境目の土用に入ります。土用は、季節の変わり目のことを指す言葉です。

季節の変わり目は体調を崩しやすいので、養生したい時期。

わたしは、鼻の炎症は治まってきましたが、声のかれがまだといった感じです。仕事柄、喉を痛めてしまうことはありましたが、以前より治りが遅く、声帯も老化するな〜と実感しているところです。

仕事以外は、なるべく話さずに休ませています。

中医学では口から肛門まで一つのつながりとして考えるので、喉の不調も胃腸の不調の症状として捉えます。

この時期、施術のお客様でも胃腸の疲れを感じている方が多いです。土用は、カラダの真ん中が大切なので、胃の経絡と生命力を高める腎のツボの施術が欠かせません。

施術中はお腹がゴロゴロと、内蔵が良く動きます。お腹を温めながら施術をするので、カラダも温まります。

夏の疲れが残るこの時期に、しっかりメンテナンスしておくと、冬が楽ですよ!カラダを調えにお越し下さいね♡

さてさて、タイトルにもあるように秋のお楽しみは食ですね♡

フルーツは、柿(特に干し柿)、栗、イチジク、ザクロが鼻炎や咳、胃腸の養生にいいですよー!

今日は、甘酒教室でも人気のおかず、ブロッコリーとジャガイモのアーリオーリオを秋野菜バージョンで作りました。

蒸したさつま芋、かぼちゃ、レンコンと、茹でたブロッコリーをオリーブオイルとニンニクで炒め、いただきものの美味しい柑橘をたっぷり絞っていただきました。

秋が深まってきたら、カラダを冷やさないように温野菜をちょくちょくいただきます。蒸したり、今日のようにソテーしたり、お味噌、オリーブオイルと塩、バルサミコ酢などの、シンプルな味付けで、秋の素材の味を楽しみます。

こうして時々たっぷりとお野菜を摂って、1週間の中で不足していた野菜のバランスを取っています。

参照図書「二十四節気に合わせ心と体を美しく整える」村上百代著